青茶(烏龍茶)といえば、やはり福建省産が多いのですが、広東省でも、福建省に劣らぬ銘茶が数多く作られています。その広東省産青茶の代表格がこの「鳳凰単叢」です。「単叢」とは、茶樹の一つひとつの株を独立して植え、複数の茶樹を混ぜることなく、一株から出来た樹の葉だけから製茶する茶葉の意味で、広東省北部?鳳凰山産の「鳳凰単叢」が最高級とされています。
◆甘ずっぱい香りとしっかりとした味わい◆ 鳳凰単叢は、中国茶の6大茶類では青茶に属す、いわゆる「烏龍茶」系に分類されるお茶で、中国広州省鳳凰山系で採れた鳳凰水仙種の厳選した茶葉から仕上げられています。単叢とは、「1株の茶樹から採れた茶葉だけで作られたもの」という意味。80〜100種類もある中で、芝蘭香、蜜蘭香、肉桂香など香りのタイプで名称をつけられているものが多くあります。山の中で背丈も3〜5メートルというホントに木になっているお茶の樹は、摘むのも大変。もちろんすべて手摘みです。中には樹齢300〜600年という古木も存在するそうです。樹齢を重ねる程に、同一種であっても、茶樹それぞれの個性に違いが出てきます。それを活かす為、「単叢」に仕上げるのです。ブルゴーニュの畑単位より更に細かい「樹」単位での仕上げ。白い花やライチを思わせる、甘ずっぱい柑橘系のフルーティな香り。味わいは焙煎の香ばしさと爽やな渋みがあり、香りのやさしさと裏腹にドライでしっかりとした味わいです。 |