台湾の新竹県が産地。別名を香 烏龍またはフォーモッサウーロンの名で知られています。青茶の中で最も発酵度が高く、紅茶に近い烏龍茶。梨や蜂蜜のような風味が特徴。
東方美人茶(トウホウビジンチャ) 東方美人の茶葉は、香A白、赤、黄色、茶色の五色が鮮やかに競っているのは特徴で、ウーロン茶の中で最も発酵度の高い台湾独特なものです。茶葉を虫眼鏡で拡大してみると、周りに細かく、白くキラキラ光っている産毛のようなものが付いていることで、別名「白毫ウーロン」と呼ばれています。 殆どの台湾茶種は春に収穫されたものがよいと言われるのに対し、東方美人茶は夏に収穫されたものがよいとされています。それは東方美人茶の製茶の過程に浮塵子(ウンカ)という稲の大害虫の大量発生時期とと関係あると言われています。形はセミによく似て、緑色のずっと小型のこの浮塵子(ウンカ)は稲の生長に害を与えてしまいますが、東方美人茶になる若葉はこの小さな虫さま(^^;)に吸ってもらわないと、なんと其の特色の蜂蜜のような、熟した果実のような味わいが生まれてこないというのです。浮塵子(ウンカ)に汁液を吸ってもらった若い茶葉は紅葉(黄葉)みたく輝いた初夏に、背中に背負い籠、頭に笠を被っている茶摘み乙女が丹念を込めて選別したわけです。東方美人茶は無農薬はもちろん、人工で茶葉を選別して採らなければいけないことで、自然にも体にも優しいお茶と言えましょう。 東方美人の命名の由来は、伝説によりますと、100年以上前に、英国の商人がこの御茶をビクトリア女王に献上しました。女王は琥珀のような茶湯の美しさに惹かれ、渋みなく、まろやかでフルーティーな味わいの絶妙さに絶賛し、「オリエンタルビューティー(東方美人)」と呼んだのが始まりと言われています。其の香はダージリンに匹敵するとされ、世界的にも有名な銘柄だといいます。欧米では、紅茶専門店などにも置かれるほどです。 |