台湾では、包種茶は縁起が良いお茶とされています。それは、包種茶が願いがかなうことを意味する中(種に発音が近い)を包んでくれるものと信じられているからなのです。受験生へのプレゼントとして最適だそうです。
包種茶は様々な種類の茶樹から加工することができますが、当店で扱っている青心烏龍で作った包種茶は特に花香に優れ、坪林では古くから「種仔旗」と称賛されています。
まず、台湾滞在中に訪ね歩いた十数軒の茶農家・茶荘より茶葉を一同に集めることから始め、現地駐在スタッフと共に様々な角度からの品質テストを繰り返しました。
文山包種茶に関しては、テイスティングの重要ポイントは腥味(xing wei)、つまり、生臭い匂いです。文山包種茶の香気成分には緑茶にはないジャスモンラクトンとジャスモン酸メチルを多く含有し、花香と呼ばれるフローラルで爽やかな香りが特徴です。
しかし、緑茶の良さも烏龍茶の良さも兼ね備えた文山包種茶は、発酵が軽いため、往々にして腥味が強く残ってしまうのです。
日本人は腥味に特に敏感です。青心烏龍の特性を完全に発揮させ、十分に清々しい香りを放ちつつ腥味を感じないロットの文山包種茶に出会うチャンスは、台湾滞在中でもめったにありませんでした。
続いてのチェックポイントは滋味の穏定性です。文山包種茶は高温で淹れた茶水が冷めて中低温になった時に、ほとんどのロットが香りが飛んだり苦味や渋味が生じてしまいます。水温が下がるとお茶の良し悪しがはっきりと滋味に現れます。
良質な茶葉というのは、どのような状況下でも上質な味わいが崩れません。だから何煎も後を引き、飲み飽きることがないのです。
上記のほかに、収穫時期に応じて発酵程度にごくごく微妙な調整を加え、日本の気候、そして日本人の嗜好に合わせた文山包種茶をセレクトしています。
■茶種:中国茶・台湾ウーロン茶(青茶)
■発酵度:15%
■茶葉:丸めず軽くよった深い緑色
■水色:橙色
■特徴:緑茶に近いさわやかな味わいと上品な花の香り
■品質:特級
■包装:箱入り真空パック包装
■保存方法:直射日光、高温多湿の場所を避けて保存して下さい。
(開封後、お早めにお召し上がり下さい。)